大阪桐蔭 中学校高等学校

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京都大学出前授業

2017年11月10日

11月8日(水)、16時30分から、アリーナ1F第1会議室、第2会議室で京都大学出前授業が実施されました。今回は、文系・理系それぞれの分野の先生にお越しいただき、参加した高校1年生の約50人の生徒はそれぞれの教室に分かれて授業を受けました。

①理系
「日本の森からスギ花粉症について考えよう」
京都大学大学院農学研究科研究員 河瀬麻里先生

杉の花粉症という、身近なテーマを題材にした講義を受けて、内容をまとめ講義レポートを作成する体験をしました。まず、杉に関して現在研究されていないテーマに着目し、次に研究目的のために何が必要かを考えます。今回は人口が集中している地域での対策に着目し、東京と大阪の対策の差違について考察を深めていきます。更に杉に対して対策を行わない大阪から視点を広げて、杉が生育する近隣の県の対策とその理由について調べていきました。また、研究したことを社会還元できるように、学会発表をしたり論文を執筆することの意義についても教えていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②文系
「オリンピックをもっと面白く観るためにーイスラーム教を知るー」
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 日本学術振興会特別研究員 澤井 真先生

2020年の東京オリンピックに向けて、海外からやってくる外国人観光客の増加が著しくなっています。日本は、「オモテナシ」の心遣いで、オリンピック開催を勝ち取りました。イスラーム教徒の数は、世界で15億人を超え、実に世界の人口の22.3%を占めています。多くのイスラーム選手や観光客の方への気遣いをすることで、オリンピックは更に面白くなるという視点で講義は進みます。イスラーム教徒の五行をはじめ、習俗や生活習慣など、その文化について多面的に教えていただきました。また生徒との質疑応答では、アラビア語での挨拶の仕方について教えていただくなど、和やかな雰囲気で講義が行われました。


 

 

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