2025年09月20日
９月１９日(金)、午前１０時からアリーナにて、｢第６０回高校生のための文化講演会｣(産経新聞社・一ツ橋文芸教育振興会主催、文部科学省・集英社後援)が行われました。
｢ライフスタイル文学｣と題して講演をしていただいたのは、高校在学中の２００１年に『インストール』で作家デビューし、２００４年に『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞された小説家の綿矢りさ先生です。この講演会には、Ⅲ類を除く高校１年生と２年生が参加しました。
講演では、綿矢先生が作家になられるまでの経緯や、ここ数年暮らしている、中国の北京・上海での生活を通して「挑戦することの大切さ」や「知らないことに触れる」ことの意義についてお話しになりました。そして、一人一人の日常生活を描写し、何気ない生活にこそ文学が生まれるのだという「ライフスタイル(生活様式)文学」についてのお考えを、わかりやすく丁寧にお話しいただきました。
講演後の質疑応答の時間では、生徒たちからたくさんの質問があり、一つ一つの質問に対して丁寧にお答えいただき、和やかな雰囲気の中で講演会が終了しました。
また、一ツ橋文芸教育振興会から、綿矢りさ先生の著書と、集英社文庫１００冊が寄贈されました。寄贈いただいた本は、図書室に置かれます。
