2025年09月08日
令和7年度の芸術鑑賞会が、9月2日(火)、3日(水)、6日(土)に行われました。9月2日は中学1年生と高校Ⅲ類が、3日は中学2、3年生とⅢ類を除く高校1年生が、6日はⅢ類を除く高校2年、3年生の生徒が、京都の南座で歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世)」を鑑賞しました。
「流白浪燦星」は、モンキー・パンチ原作の人気アニメ作品である「ルパン三世」を新作歌舞伎としたもので、安土桃山時代にルパン一味がいたらという設定で描かれています。台詞や音楽などに原作のエッセンスを残す一方で、歌舞伎の伝統的な所作や立ち回り、仕掛けなどが要所に散りばめられ、見所満載の内容でした。
世を統べる力を手にできるという卑弥呼の金印を狙うというストーリー、ルパンとの立ち回りを演じる石川五右衛門や、ルパン逮捕に執念を燃やす銭形刑部など、個性豊かで魅力的な登場人物たち、そして笑いあり涙ありの展開に、生徒たちは「流白浪燦星」の世界に引き込まれていました。また、貸し切り公演ということもあって、ルパンを演じる片岡愛之助さんや、銭形刑部を演じる市川中車(香川照之)さんのアドリブもあり、その度に会場は大いに盛り上がりました。 午前11時から、休憩を挟んで約3時間半の公演でしたが、気が付けばあっという間に時間が過ぎたかのように感じました。終演後、生徒からは「面白かった」「もう一度見たい」という感嘆の声が聞かれました。皆が歌舞伎の世界を堪能した、充実した一日となりました。







