大阪桐蔭 中学校高等学校

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京都大学出前授業の開催

2018年12月12日

京都大学が高大接続・高大連携活動の一環として、全国的に展開している学びコーディネーター事業を通して、京都大学出前授業が開催されました。文理選択をする高校1年生に対して、大学の授業体験を通して高度な学問への興味を深めてもらうと共に、各自の将来への意識向上を目的とするものです。

 

12月10日(月)、午後5時15分から、アリーナ1階の第1会議室、第2会議室で出前授業が実施されました。今回は、経済学、農学分野のお二人の先生にお越しいただきました。受講を希望する生徒が多く、合わせて約150人の生徒が授業に参加し熱心に聞き入っていました。

 

 

○テーマ1(文系分野)

「『新しいもの』はどう生まれるか? ーイノベーションと正当性」

京都大学大学院経済学研究科非常勤講師 舟津 昌平先生

 

「イノベーション」とは何か? それは社会を変えるような新しいものを生み出すこと。そのために企業や大学は日々活動をしています。人を驚かせたり、社会のあり方を変えてしまうような大きなインパクトを生み出すことはとても難しく、多くの年月や費用を要します。さまざまな困難を乗り越えイノベーションの実現を果たしていくかをテーマに密度の濃いお話を聞くことができました。講義では大学と高校の授業の違いを実感できるように、常に生徒からの発言を促して下さいました。自ら挙手し発言した人には、「いい考えですね。」「よく考えられましたね。」と評価もいただき、授業に前向きに取り組む楽しさが深まりました。ほどよい緊張感の中で、レベルの高い大学授業の雰囲気を実感できた貴重な時間となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○テーマ2(理系分野)

「酸化還元反応で読み解く、農業による環境破壊」

京都大学大学院農学研究科地域環境科学専攻博士後期課程1回生 松田 壮顕先生

 

酸化・還元反応という高校生でも理解できることをテーマに、分かりやすく研究の話をしてくださいました。土の中にアンモニウムイオンが増えることで硝酸イオン、亜酸化窒素が増加し、環境に悪影響を与えているので、それを解決するために研究しているというお話でした。また、進路選択についての話もあり、大学での研究には様々な科目の理解が必要であるとおっしゃっていました。大学受験だけではなく、その先を見据えた学習の必要性を実感させられる授業でした。

 

 

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