【鉄道研究部】NESCO職業体験
中高鉄道研究部では10月3日(土),JR西日本電気システム株式会社様にて1日の職場体験を実施させていただきました。
JR西日本電気システム株式会社(以下,NESCO)様はJR西日本のグループ会社のひとつで,主に鉄道の電気工事を担っている会社です。鉄道に対する造詣が深い本学の部員たちですが,普段の乗車や利用だけでは見えない“安全運行を裏から支える仕事現場”や“当たり前の日常を守る仕事”を実際に見聞きできる,極めて貴重な機会となりました。
部員たちは南吹田駅に9時40分に集合し,NESCO本社ビルへ。NESCO京阪神支店副支店長様より「今回の職場体験が,大阪桐蔭鉄道研究部のみなさんが今後,進路を選択する際の一助となりますように」との温かいお言葉をいただいてから,職場体験がスタートしました。
午前は研修室にて,会社概要および鉄道インフラについての学習です。NESCO様が携わる「電車線」「電灯電力」「変電」「信号」「通信」という5つの系統について,プロフェッショナルの方々からご説明いただきました。知っていた知識をさらに深化させたり,これまでに知らなかった新たな視点を教わったりと,非常に興味深い時間を過ごすことができました。

お昼休憩を挟んで午後は,NESCO敷地内の研修設備を利用した実習と,鉄道信号が切り替わる仕組みについての学習を班に分かれて実施しました。


研修設備での体験は,制服から体操服に着替え,実際に社員の方々が使用されるフルハーネスと作業用ヘルメットを身に着けて行われました。敷地内には線路や踏切,信号,架線,架線柱など,実際の鉄道路線脇にある電気設備そのものが設置されています。そこへ実際に使用されている軌陸車で乗車し,リフトを上昇させながら,その場で行われる工事の詳細についてご説明いただきました。



リフトは建物3階分の高さまで上昇するため,特段高所が苦手ではない生徒も「下を見るとかなり怖かったです」と圧倒された様子でした。さらに「この高所での作業を,実際は終電後の深夜帯に行うとなると,より一層緊張感が増すと思います」と,作業の過酷さに思いを馳せていました。
信号の切り替わる仕組みに関する学習では模擬の信号機と,本物の鉄道の現場で使用されている制御機器を用いて解説していただきました。実際の電気回路を用いた説明や,鉄道模型を用いた“閉そく区間”と信号の変化の関連付けを通じて,実践的な知識を吸収……できたのでしょうか。生徒曰く「信号の仕組みを学ぶ中で,学校の勉強,特に物理をしっかり頑張らないといけないと痛感しました」とのことです。また,信号制御機器の不具合により安全側へ倒れて赤信号になるフェイルセーフの仕組みも,模擬的に体験させていただきました。


その後,お世話になった社員の方々と記念撮影を行い,すべてのプログラムが終了しました。普段の学校の授業とはまた一味違う,目を輝かせて熱心に話を聞く部員たちの姿が非常に印象的な1日となりました。
この度はお忙しい中,このような貴重な機会をいただき,誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。今後とも大阪桐蔭中高鉄道研究部をよろしくお願いいたします。
